彼岸寺日本仏教界の声を聞く - 各宗派のチベット弾圧抗議声明まとめ読みという記事を見つけたので簡単に紹介。

これは,先月中頃に起きたチベット動乱について日本仏教の各宗派がどのような声明を出したかをまとめたもの。浄土宗・浄土真宗はいつも動きが速いです。一方真言宗や天台宗は何も語っていません。

また,高野山大学は結構チベットと関係が深いのですがホームページには何もありませんでした。

チベットのLeopard


昨夜,Mac OS Xの新しいバージョン(Leopard)の発売日が発表されました。10月26日とのこと。
実はLeopardには,大谷大学が寄贈したチベット語入力システム(Tibetan-Otani)と2種類の新たなチベット文字フォント(ユニコード対応)が搭載されているため,標準のままで簡単にチベット文字が入力できます(Windowsでもtiseを導入することで可能です)。
これまでMac OS X上ではまともに表示されなかった(正しくスタックされなかった)ユニコードチベット文字がようやく扱えるようになりました。TeXに頼るしかなかったMac使いの方はLeopardがお奨めです。
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Windows Vista + Microsoft Word 2007 + tiseチベット文字はユニコードで定義されているため,最近のコンピュータでは簡単に,かつ無料で表示・入力ができます。
ここでは Windows 2000/XP/2003/Vista + Microsoft Word 2000/2002[XP]/2003/2007 でチベット文字を取り扱う方法を紹介します。

Windows 95/98/Me や Microsoft Word 98 をお使いの方は対象外です ;-)

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なんか長ったらしいタイトルですがこういうのが流行ってるらしいので真似。

1. CBETA Reader
『大正新修大蔵経』の内,日本選述部以外の全てを全文検索可能なソフトウェア。無料です。
2. Keyman Home Use Edition
サンスクリットやチベット文字などを入力するときに使う入力支援ソフト。Home use Editionが無料で公開されています(ただしユーザー登録が必要)。Keyman Keyboardsファイルを追加することによって入力できる言語が増えます。以下,お勧めのKeyman Keyboards。

Tibetan: THDL Inputting Tools: Keyman Keyboards,
Devanāgarī: DevU-Mike’s,
Romanazed Sanskrit: Gāndhārī Unicode,
Bangle, Malayalam, Oriya, …: ISIS,
Hindi, Pali, Sanskrit: The Heidelberg Input Solution

3. tise
チベット文字入力だけでいい場合は上記Keymanよりもtiseが便利。Tibetan Machine Uniフォントと合わせて。
4. 今昔文字鏡 単漢字15万字版(CD-ROM)
今昔文字鏡の文字を検索するツールで15万字版は10月に出たばかり。『大漢和』のお供に使ってます。ただし有料。
5. フォント(ソフトウェアじゃないけど)
仏教学では様々なフォントが使われてきたので管理だけでも大変です。以下はよく目にするフォント一覧。

Tibetan: Tibetan Machine Uni, Tibetan Machine,Tibetan Machine Web, Tibetan Machine A,Sambhota Web, U-Chan, Kailasa, Kokonor, Dedris, EDedris, Jomolhari
Romanized Sanskrit: Gāndhārī Unicode, TS Fonts(Tokyo Standard), KH Fonts(Kyoto Harvard), CSX+, CSX, Pali96
悉曇: Siddam, CK梵字悉曇
その他: GT書体フォント, 文字鏡フォント

チベット文字のフォントはTibetan & Himalayan Fontsにまとまっています。South Asian Language and Resource Centerのフォントのページでは南アジアの文字が整理されています。Devanāgarīはこちらを参照

6. Bunso
無料の文献管理ソフト。ちょっと古いソフトで開発も止まっていますが今でも十分使えます。参考文献一覧はこいつに任せておけば安心。同じ分野のソフトウェアではEndNoteGetARefなどが有名だけど高すぎて買えません(2万円以上する!!)。Bunsoはタダです。
7. Picasa
Google提供の無料の画像管理ツール。最近では(昔から?)どんな研究にも画像は付き物。こういうので一元管理しておくと便利。
8. misima
現代仮名遣い・新字を旧仮名遣い・旧字に変換するWebサービス。インストール版もあるようなのでここで紹介。結構重宝します。似たような機能を備えているソフトウェアとして異体字転というのもあります。
9. TeX
クヌース先生の文書組版ソフト。サンスクリットやチベット語,パーリ語,日本語,英語,漢文等が入り交じる仏教系の論文ではワープロソフトじゃ対応しきれないことがあります。そういうときはTeXに限ります。とっつきにくいですが慣れれば便利。
10. 中国基本古籍库
最後は中国古典の電子文献集。18億字分のテキストデータを元画像とともに収録している変態ソフトです(総データ量は400GB)。もちろん全文検索可能。漢詩の研究をするつもりならこれくらいは持っておきましょう。ただしお値段は1000万円超。誰か買ってください :p

チベット語の翻訳ツール,Tibetan Translation Tool

Tibetan Translation Tool
以前に紹介したTibetan Translation ToolのURLが変更になっていたので報告。
http://www.gaugeus.com/ramblings/2006/12/6/tibetan-translation-tool-mainからダウンロードできます。

ブラウザ上で試用する場合はOnline Servlet Version
Windowsにインストールする場合はAll-In-One Online Installer,Mac OS XやLinuxなどにインストールする場合はJava Web Start Applicationをクリック。

画像はJava Web Start Application版Tibetan Translation ToolをMac OS X上で使用している様子。チベット文を拡張Waylie方式やSambhota方式で打ち込み[Translate]ボタンをクリックすると単語の意味が出てきます。複数の辞書をサポートしているので結構便利。特にYogācārabhūmi-Glossaryは重宝します。

[おまけ]

星泉先生の『現代チベット語動詞辞典(ラサ方言)』のオンライン版はこちら。