CBReaderの検索について

CBReaderで検索するとき,絶対にあるはずの仏教用語を入力したのに何も見つからず,不思議に思った経験はありませんか?本記事では,これが字体の違いによって起こる現象であることを示し,新字体から旧字体に変換するサービスを紹介します。


新字体と旧字体の違いが原因

はじめにCBReaderの開発元であるCBETA(Chinese Buddhist Electronic Text Association)は台湾の団体です。台湾では現在でも繁体字(正字体,旧字体)が用いられており,CBETA版『大正新修大蔵経』は,全て繁体字で入力されています。

一般的なコンピュータは,今の日本人が使っている新字体と昔の日本人が使っていた旧字体を別の文字として認識します。

例えば『倶舎論』という有名な論書。このタイトルの表記は,新字体では「倶舎論」旧字体では「俱舍論」となります。CBETAのデータは全て旧字体で入力されているため,下図のように新字体の「倶舎論」で検索すると何も見つかりません。
新字体で検索した例

逆に,旧字体の「俱舍論」では6件も見つかりました。
旧字体で検索した例

以上のことから,CBReaderで検索する場合は旧字体を入力する必要があることがわかります。旧字体の入力には,次のような変換サービスを利用すると便利です。

また,新字体のままで大蔵経を検索できるようにした便利なサイト[仏教典籍検索: http://www.kosaiji.org/~kyoten/]もあります。


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